NewJeans(ADOR提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
NewJeans(ADOR提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の5人組ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)と所属事務所、ADOR(アドア)の1年にわたる専属契約を巡る争いに決着がつく可能性が高まり、事態は新たな局面を迎えることになった。

 ADORは、NewJeansのメンバーのうちヘリン、ヘインとは話し合いの末に12日に2人の復帰を正式に発表した。一方、電撃的にADORへの復帰の意向を示したミンジ、ハニ、ダニエルの3人とは近く面談を行う見通しであることが13日、分かった。

 NewJeansのメンバー5人は、ADORの親会社である総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)と対立したことで解任されたADOR元代表のミン・ヒジン氏の復帰を要求したが受け入れられず、昨年11月に専属契約の解除を宣言して独自の活動を開始した。

 これに対し、ADORはNewJeansとの専属契約が依然有効だとして翌月に専属契約確認訴訟を起こし、結論が出るまでメンバーの独自活動禁止を求める仮処分申請も行った。

 ソウル中央地裁は仮処分を認め、本訴訟でも先月30日に事務所側の主張を認める判断を下した。メンバーは判決を不服として控訴する意向を示していたが、一転して事務所への復帰を表明した。

 芸能関係者によると、14日午前0時までに控訴しなければ「専属契約は有効」とする判決が確定する。5人は控訴しない可能性が高い。

 14日になればNewJeansはADOR所属のアーティストであることが法的に確定する。ADORは1年にわたる対立を収拾しなければならない課題を抱えることになる。メンバーもミン氏が去ったADORに適応しなければならない。

 ADORは12日、ヘリンとヘインについて、ADOR側と十分な話し合いの末に裁判所の判決を尊重し、専属契約を順守する決定を下したと説明した。

 ミンジ、ハニ、ダニエルはADORによるヘリンとヘインの復帰発表から約2時間40分後にメディアを通じてADORに復帰する意向を明らかにした。3人のうち1人が南極にいるため表明が遅れたとしたうえで、ADOR側と連絡を取っていないため別途発表することになったと説明した。3人の発表を受け、芸能関係者の間ではADORとの話し合いが十分に行われていないとの見方が出た。

 ADORは、へリンとヘインについては「円滑な芸能活動を続けることができるよう最善を尽くす」と表明したが、ミンジ、ハニ、ダニエルについては、復帰の意向を示したことの真偽を確認していると伝えるにとどめた。

 控訴期限を考慮すると、3人との面談の時期は14日以降、早くても今週末または来週初めになる可能性が高い。


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