ガールズグループ「IVE」のメンバー、チャン・ウォニョンなど有名人たちを悪意的に誹謗(ひぼう)したフェイク動画を掲載し、数億ウォンの利益を得たYouTuber・A氏(脱オタク収容所)が、控訴審でも懲役刑執行猶予を言い渡された。

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 11日、インチョン(仁川)地裁刑事控訴1-3部(チャン・ミンソク部長判事)は、控訴審の判決公判で、情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律上の名誉毀損(きそん)と侮辱などの疑いで起訴されたYouTuberのA氏(脱オタク収容所)に、1審と同じ懲役2年に執行猶予3年を宣告した。控訴審の裁判部は、追徴金2億1千万ウォン(約2100万円)と、社会奉仕120時間を命令した原審判決も維持した。

 裁判部は、「1審でさまざまな情状を十分に考慮し、刑を定めたとみられる」とし、「さまざまな量刑条件に照らし合わせてみると、原審の刑があまりにも重いか軽いために、不当だと見えず双方の控訴を棄却する」と量刑理由を明らかにした。

 これに先立ち、A氏は、2021年10月から2023年6月まで、YouTubeチャンネル「脱オタク収容」に、芸能人やインフルエンサーなどの有名人7人を誹謗する動画を掲載し、名誉毀損の容疑などで起訴された。A氏は、「チャン・ウォニョンが嫉妬して、同僚の練習生のデビューが白紙となった」、また別の有名人も性売買や整形手術をしたなど、ウソの動画を製作して流布し、2億5千万ウォンの収益を得たと把握された。犯罪収益金としては、不動産などを購入したという。

 A氏は、先月、2審の最終陳述で、「私の過ちを深く省察し、正しい社会構成員として生きていけるよう、最後の機会をくれ」と訴えたが、裁判部は、1審判決をそのまま維持した。
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