地裁は「被害者が事件発生から約半年後に性暴力相談所に相談し、親しい同僚数人に事実を打ち明け、また被害者が被告に謝罪を求めるメッセージを送った際、被告が謝罪した点を考慮すると、被告が公訴事実のように強制わいせつを行ったのではないかという疑念はある」としながらも、「時間の経過により被害者の記憶が歪められた可能性があり、公訴事実に記載されたように被告が強制わいせつを行ったかどうか疑わしい場合は、被告の利益に従うべきだ」と無罪の理由を説明した。
オ被告は2017年夏に演劇公演のため地方に滞在した際に戸外で女性に抱きついたり、この女性の自宅前で頬にキスをしたりしたとして、22年11月に在宅起訴された。
検察は一審と二審で懲役1年を求刑した。
被告は大ヒットした米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」で「カンブおじいさん」ことオ・イルナム役を演じ、22年1月に米映画賞「ゴールデン・グローブ賞」テレビ部門の助演男優賞を受賞した。
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