中国PPI、10月は前月比0.1%増…ことし初めて上昇=中国報道
中国PPI、10月は前月比0.1%増…ことし初めて上昇=中国報道
国家統計局の代表者は10月の工業生産者出荷価格(PPI)について説明した。

国内の一部業種の需給改善、国際大口商品の価格下落などの影響を受けて、10月の中国のPPIは前月比0.1%の上昇だった。ことしに入って初めての上昇となった。前年同月と比べると2.1%の下落だった。下落幅は9月より0.2ポイント縮小して、3か月連続での縮小となった。

今月のPPIを前月比で見ると、主な特徴の一つ目は需給バランスの改善が一部業種の価格上昇をけん引した点である。石炭採掘・洗選業が1.6%増、石炭加工業が0.8%増、太陽光設備・部品製造業が0.6%増で、いずれも2か月連続で成長した。その他、セメント製造業が1.6%増、コンピューター製造業が0.5%増、リチウムイオン電池製造業が0.2%増、集積回路製造業が0.2%増で、いずれも下落から上昇に転じた。

特徴の二つ目は、国外の動向が中国国内の非鉄金属業、石油関連業の価格変動に影響を与えたこと。国際非鉄金属価格の上昇は、国内の非鉄金属採掘業の価格を5.3%増加、非鉄金属製錬・圧延加工業の価格を2.4%増加させた。また、国際原油価格の下落は、国内の石油・天然ガス採掘業の価格を2.3%下落、精製石油製品製造の価格を0.8%下落させた。
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