HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)が10日に発表した7~9月期の連結決算(速報値)によると、営業損益は422億ウォン(約44億7500万円)の赤字だった。

 今回の営業損益は、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(営業利益343億ウォン)と大きく異なる結果となった。

 売上高は前年同期比37.8%増の7272億ウォン、純損失は520億ウォンだった。 

 HYBEのイ・ジェサン最高経営責任者(CEO)は、収益性の低下は北米事業の構造改編に伴う費用とアーティストの知的財産権(IP)拡大に向けた先行投資によるもので、これにより7~9月期の営業利益率が約12%下落したと説明。10~12月の業績は改善に向かうとの見通しを示した。

 また、来年は人気グループBTS(防弾少年団)がニューアルバムを発表してワールドツアーに突入するほか、地域の文化的特性に合わせてアーティストを育成する「マルチホーム、マルチジャンル」戦略の成果拡大、ファンコミュニティープラットフォーム「Weverse(ウィバース)」の黒字拡大、中長期ビジョンのための「ネクストエンターテインメント」事業の見直しを軸に、本格的に収益性が回復すると予測した。


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