9月に米ニューヨークで会談した趙長官(右)とカンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
9月に米ニューヨークで会談した趙長官(右)とカンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官が9~11日にカンボジアのプノンペンを訪れ、韓国人を狙った特殊詐欺や凶悪犯罪などの根絶策を議論する。同部の李在雄(イ・ジェウン)報道官が6日の定例会見で発表した。

 趙氏はカンボジアの外相や内務相などと面会し、犯罪の根絶に向けた協力を含めた両国関係の発展策について話し合うほか、現地在住の韓国人との懇談会にも出席する予定だ。

 李報道官は、両国が先月の首脳会談で合意した韓国人を対象にした犯罪に対応するタスクフォース(作業部会)の早期稼働に向けて協議中だとして、了解覚書(MOU)締結のための交渉も詰めの段階に入ったと明らかにした。

 外交部の当局者は、趙氏のカンボジア訪問は特殊詐欺などの犯罪に韓国人が関与している問題について状況を確認し、解決策を講じられるようにするためだと説明した。

 カンボジアでは韓国人学生がカンボジアの詐欺組織に拉致され殺害されたほか、犯罪組織による韓国人の拉致・監禁事件が相次いでいる。  


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