李在明大統領=(聯合ニュース)
李在明大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2025年の韓国は重苦しい雰囲気のなかでスタートした。24年末に「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(当時)は国会で弾劾訴追案が可決され職務停止になったものの、自らの正当性を訴えて国内は分裂した。韓国は国際社会から信任を失い経済も低迷した。4月に憲法裁判所が尹氏の罷免を決定すると、ようやく社会は落ち着きを取り戻し始めた。6月の大統領選挙に勝利した李在明(イ・ジェミョン)大統領は国内の課題を克服するとともに、積極的な外交を展開。米国との関税交渉を妥結させ、自国開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を成功に導いた。政治の安定とともに経済も次第に上向き、総合株価指数(KOSPI)は史上初の4000を突破した。一方で、大手企業からの大規模な個人情報流出や「闇バイト」のためにカンボジアに渡った若者が死亡したり、国際詐欺事件に関与したりする衝撃的な事件も起こった。25年は韓流人気も健在で、K―POPやドラマの世界的ヒットに続き韓国創作ミュージカル「メイビー、ハッピーエンディング」が米演劇・ミュージカル界のアカデミー賞と呼ばれるトニー賞で6冠に輝いた。
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