今年4月にケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた軍事偵察衛星4号機(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
今年4月にケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた軍事偵察衛星4号機(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は31日、軍事偵察衛星5号機を来月2日午後2時(日本時間)に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げる予定だと発表した。

 韓国軍は朝鮮半島と周辺地域の映像情報を収集するため5基の軍事偵察衛星を導入する「425事業」を推進している。同部は、5号機の打ち上げに成功すれば計5基の偵察衛星を運用して北朝鮮の挑発の兆候をより迅速かつ正確に識別できるようになると説明した。

 これにより、韓国は先制打撃、迎撃、報復攻撃からなる独自の防衛体制「韓国型3軸体系」の基盤となる戦力を確保し、北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーンを強化することになる。

 425事業は電子光学・赤外線(EO・IR)衛星1基(1号機)と合成開口レーダー(SAR)衛星4基(2~5号機)の計5基の偵察衛星を配備する。

 1号機は2023年12月に打ち上げられて昨年8月に戦力化され、2号機は昨年4月に打ち上げられて今年6月に戦力化された。3号機は昨年12月に打ち上げられて今年7月に戦力化され、4号機は今年4月に打ち上げられて試験評価後の結果判定を待っている。

 偵察衛星5基の実戦配備が完了すれば、北朝鮮の特定の標的を2時間単位で監視・偵察できるようになるという。


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