李大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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◇李大統領 国賓訪韓する米中首脳と相次ぎ会談へ

 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、南東部・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて29日に米国のトランプ大統領、来月1日に中国の習近平国家主席と首脳会談を行う。魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が24日の記者会見で発表した。米中の首脳はいずれも国賓として韓国を訪れる。魏氏は会談の会場について明言しなかったが、慶州やその周辺にあるAPEC関連のイベント会場で行うことになるだろうと説明した。また、日本の高市早苗新首相との首脳会談についても準備中だとして、実務レベルで日程を調整していると明らかにした。

◇産業相 対米直接投資巡り「韓米が非常に対立」 

 韓国が約束した3500億ドル(約53兆4000億円)の対米投資のうち、現金投資の割合を巡る韓米の立場の隔たりが大きく、交渉が平行線をたどっていることが分かった。金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官は国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会で開かれた国政監査で、韓米関税交渉の進展状況について「韓国の立場としては規模(現金投資の割合)が小さくなるべきだとし、米国側はそれよりもう少し多くなければならないとして、双方が非常に対立している状況」と説明した。

◇米国が安全保障・関税交渉結果の同時発表希望 安保で一定合意も

 魏聖洛国家安保室長は記者会見で、米国との安全保障分野の交渉は一定程度合意に達したが、APEC首脳会議に合わせて行われる韓米首脳会談で発表されるどうかは確実ではないと明らかにした。米国側が関税交渉と安保交渉の結果を一度に発表することを希望しているという。魏氏は「われわれはどちらでもよいと考えている」として、米国側と協議するとの立場を示した。その上で「われわれは自分たちなりに成果を出そうと努力している。関税交渉でも努力しており、安保交渉も一度にではなくとも別で発表できるように努めている」と説明した。 

◇尹前大統領 16回連続で公判に出廷せず

 昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、内乱首謀罪などに問われている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の公判がソウル中央地裁で開かれたが、尹氏は出廷しなかった。公判に出廷しなかったのは16回連続。地裁は本人不在のまま公判を進める欠席裁判を続けるとして、「不利益は被告人が負わなければならない」との立場を示した。尹氏側は出廷できない理由として、糖尿病網膜症で文字が読みづらい状況だとして、裁判により食事ができず血糖値が急変すれば失明の危険もあると説明した。


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