武装した北朝鮮兵2人は境界線を越え、韓国側最前線の監視所まで200メートルの地点に迫ったという。
韓国軍が警告放送後、手続きに従って警告射撃を実施したところ、2人は北朝鮮側に戻った。
韓国軍は北朝鮮兵2人をMDLから850メートル、監視所まで200メートルの地点で識別したという。
消息筋は「該当の監視所は北側に山があって草が茂っているため監視範囲が制限され、北の兵士がMDLを越えた時点では認識しなかった」と説明した。
北朝鮮兵1人の亡命を巡り、韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮軍に「特異動向はない」と発表していたが、同兵士を追跡してきた兵士2人の越境という特異動向があったことになる。
これについて合同参謀本部側は「兵士の亡命は午前7時で、武装した北の兵士2人が韓国監視所の前で識別されたのは午後2時ごろで7時間ほど差があり、追跡者なのか明確ではなく、合同参謀本部の判断によって情報を公開しなかった」と説明した。
ただ、武装した北朝鮮兵に警告射撃を実施したとする緊迫した状況を公開しなかったのは、北朝鮮を刺激しないためとの見方もある。
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