金室長は会談終了後、記者団に対し「残っている争点について多くの話をした」とし、「一部進展があった」と述べた。一つ、二つの争点が残っており「さらに協議を重ねなければならない」と説明した。「交渉が大詰めの段階を迎えたとみているか」との質問には、「大詰めの段階ではない。交渉というものは終わるまでは終わりではない」と答えた。
ただ、争点が何なのか、どのような進展があったのかについては言及しなかった。3500億ウォン(約53兆円)の対米投資を巡り、現金での投資の割合や資金供給期間などが議題になったとみられる。
金室長と金長官は先週も訪米しており、ラトニック氏との会談は6日ぶりに行われた。先週の協議で折り合いがつかなかった残りの争点について議論するため再度訪米した。日程が短いため、中核争点に対する韓国側の最終カードを提示し、これに対する米国側の反応を確認した可能性がある。
金室長はラトニック氏と再び会談する予定かとの質問に「会うのは難しい。(さらに協議が必要な場合は)テレビ会談で協議すべきではないか」と答えた。
また、韓国南東部・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開幕する今月31日までに交渉が妥結すると見ているかと尋ねられると「(APECが)われわれには重要な契機となる」と述べた。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40