APEC最高経営責任者(CEO)サミットの行事が開かれる国立慶州博物館を9月26日に視察した金民錫(キム・ミンソク)首相(中央)=(聯合ニュース)
APEC最高経営責任者(CEO)サミットの行事が開かれる国立慶州博物館を9月26日に視察した金民錫(キム・ミンソク)首相(中央)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の首相室は20日、南東部・慶州で31日から始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前にテロ対策を強化し、24日からテロ警報を最も低い「関心」から「注意」に1段階引き上げると発表した。

 テロ警報はテロの脅威の程度に応じて発令され「関心」「注意」「警戒」「深刻」の4段階に分かれている。

 警報引き上げについて政府は、国内外の情勢を総合的に考慮したもので、関係機関間の緊密な協力を通じた先制的な対応を整えるためのものと説明した。 

 28日から会議が終了する来月1日までは開催地である慶州市のほか、同市に近い広域市の釜山・大邱・蔚山と慶尚南道、慶尚北道のテロ警報を「注意」から「警戒」に引き上げる。

 政府は「交通規制、セキュリティーチェックの拡大などで多少不便が生じる可能性があるが、行事参加者や国民の安全を最優先に考慮した避けられない措置であるため、理解と協力をお願いする」と呼び掛けた。


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