トランプ大統領が出席した同イベントには、韓国、日本、台湾の企業トップらが招かれ、韓国からは鄭氏のほか、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長やSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長、ハンファグループの金東官(キム・ドングァン)副会長が招かれた。
1組4人で12組が参加し、トランプ大統領は主催者の孫氏とプロゴルファーのゲーリー・プレーヤー氏、ブライソン・デシャンボー氏がいる組でラウンドしたという。
韓国企業のトップらは米政府高官とラウンドした。韓国企業のトップらが同じゴルフイベントに参加して米国の政財界要人とプレーしたのは今回が初めて。
関係者によると韓国企業のトップらは誰とプレーするのか事前に連絡を受けていたが、トランプ大統領の組に入らなくても試合後に面会できると聞き、参加を決めたという。
韓国から参加した5人はゴルフ後にトランプ大統領と面会し、韓国が行う対米投資についての話を交わしたが、韓米の関税交渉に関する話はしなかったようだ。
韓国側は韓国企業が米国で行っている投資の状況を説明し、トランプ大統領は造船分野での協力を特に強調し、期待を示したとされる。
韓国側はトランプ大統領の来韓に期待を示し、特に鄭氏は「韓国訪問に対して皆の期待が大きく、協力して準備をしている」などと話したことが分かった。
別の財界関係者は「企業トップらは何かを要請したというより国益のためにトランプ氏と信頼関係を築くという考えで今回の行事に参加したようだ」と話した。
約7時間にわたるイベントを終え、李氏と崔氏はすぐに帰国の途につき、鄭氏は現地工場の視察のため米国に留まった。鄭氏はAPEC首脳会議に合わせて帰国する予定だ。金氏は米国内の事業所を視察した後、防衛産業協力を拡大しているポーランドに移動した。具氏もまだ帰国していないという。
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