検察は、送検された59人のうち1人を釈放した。これを合わせると、送還者のうち5人が釈放されたことになる。
送還された容疑者らは犯罪組織に拉致された被害者である一方、韓国人に対しフィッシング詐欺などの犯罪を犯した共犯で加害者でもある。
容疑者らに対しては違法薬物の簡易検査も行われたが、結果は全員陰性だった。現在は精密検査が行われている。
警察は7~9月にカンボジア当局から現地フィッシング詐欺拠点の取り締まりを行ったとして韓国人容疑者の名簿を受け取った。今後は▼容疑者の出入国の経緯▼犯罪組織の構造▼詐欺拠点の状況▼人材供給・あっせん組織▼現地での拉致・監禁被害の状況▼違法薬物の使用有無――など、全般にわたり徹底的に捜査する方針だ。
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