韓国人を狙った誘拐や監禁などの凶悪犯罪が相次ぐカンボジアで、フィッシング詐欺などに加担したとして現地当局に拘束された韓国人容疑者らは18日、韓国政府のチャーター機で仁川国際空港に到着した=(聯合ニュース)
韓国人を狙った誘拐や監禁などの凶悪犯罪が相次ぐカンボジアで、フィッシング詐欺などに加担したとして現地当局に拘束された韓国人容疑者らは18日、韓国政府のチャーター機で仁川国際空港に到着した=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は20日、カンボジアで犯罪に加担したとして韓国に送還された容疑者64人のうち59人について逮捕状を請求したと発表した。残りの5人のうち4人は釈放し、既に逮捕状が発付されていた1人は即時逮捕した。

 検察は、送検された59人のうち1人を釈放した。これを合わせると、送還者のうち5人が釈放されたことになる。 

 送還された容疑者らは犯罪組織に拉致された被害者である一方、韓国人に対しフィッシング詐欺などの犯罪を犯した共犯で加害者でもある。

 容疑者らに対しては違法薬物の簡易検査も行われたが、結果は全員陰性だった。現在は精密検査が行われている。

 警察は7~9月にカンボジア当局から現地フィッシング詐欺拠点の取り締まりを行ったとして韓国人容疑者の名簿を受け取った。今後は▼容疑者の出入国の経緯▼犯罪組織の構造▼詐欺拠点の状況▼人材供給・あっせん組織▼現地での拉致・監禁被害の状況▼違法薬物の使用有無――など、全般にわたり徹底的に捜査する方針だ。


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