法曹界によると19日、ソウル高等裁判所は最近、特定経済犯罪加重処罰法違反の容疑でで拘束・起訴されたA被告(51)に懲役8年を言い渡した。
先立って1審で懲役6年を言い渡されていたA被告は、他の詐欺事件の刑と合わせ2審で量刑が増えた。
控訴審で裁判官は「被告は捜査を受ける中、家族とともに計画的に海外に逃亡し、8年が過ぎても捜査の進行と被害者への弁済を妨害した」として「逃亡期間中に被告は通常の生活をしていた反面、被害者は被害を受けた額の弁済を受けることができず深刻な経済的苦痛を受けた」と判旨を述べた。
さらに「被告は被害者に対する弁済のためのいかなる行動も見せず、むしろ被害者に責任を転嫁するなど反省する様子がなかった」と指摘した。
A被告は2013年、被害者から投資金の名目で約42億ウォン(約4億4300万円)を詐取した疑いで起訴された。
A被告は被害者に対し株式投資で大きな収益を上げることができると偽り、2015年9月にカナダに逃避し、ビザが満了して出国命令を受けた後も引き続きカナダに留まった。
検察は2016年9月、A被告の逮捕令状を取った後、A被告の所在を把握するためにカナダ国境管理庁(CBSA)に協力を要請した。A被告は昨年の6月にバンクーバー国際空港でCBSAに身柄を拘束され、韓国に送還された。
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