17日、SBSによると、カンボジア南西部の港湾都市シアヌークビル警察署は、韓国女性2名を監禁・暴行し、人身売買しようとした容疑のある韓国人男性2名を逮捕した。
被害女性らは、数日だけ働いても300万ウォンを稼げるという話を聞いてカンボジアへ来たと警察に証言した。
女性らは犯罪組織の施設に閉じ込められ、別の組織に売られそうになっていたが、ある女性が知人を通じて韓国大使館に通報し、男性らがホテルの一室で監禁されていたところを逮捕されたと伝えられている。
逮捕された男性らに対し、警察調査の過程で暴行のほか、電気ショック器による拷問を受けたという主張も出ている。
この男性らは、中国人上層部から命じられた仕事だと供述したという。
直近では、カンボジア近隣のベトナム国境地域で死亡が確認された韓国人女性が、現地犯罪組織の“名義口座募集係”であったという疑いが浮上している。
警察など関係機関は、先月8日に遺体で発見されたこの女性が、昨年からカンボジアにいるボイスフィッシング組織で韓国人名義の名義口座を供給する役割を担っていたとの疑いを持ち、捜査を始めた。
女性を韓国からカンボジアへ連れてきて口座を売る人を募集し、現地到着後に組織に引き渡す手口があったとされ、そのうちの一部の女性は誘拐されるか、風俗店で働かされていたとの情報もある。
ある関係者は、「遺体となって発見された女性が、組織の上層部と対立していたようだ」と語り、「現地警察が正確な死因を調査中だ」と述べた。
なお、カンボジアのフン・マネット首相は16日、カンボジアで韓国人を対象とした就業詐欺・監禁・拷問被害が相次いでいることを受け、現地に急派された韓国政府の合同対応チームと会い、韓国国民がカンボジアで死亡したことに対して遺憾と痛惜の意を示し、逃亡中の容疑者逮捕とカンボジア国内の韓国人保護のため今後さらに努力するという意向を示した。
双方は、カンボジアで韓国人を対象とした犯罪が発生した場合に迅速に介入できるシステムを構築する趣旨で、「韓国–カンボジア スキャム犯罪合同対応TF」の発足など具体的な方策を今後も緊密に協議していくことで合意した。
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