16日、国会行政安全委員会所属の最大野党「国民の力」のソ・ボムス(徐範洙)議員室が把握した情報によると、プリンスグループの不動産子会社「プリンス・リアル・エステート・グループ」は、ホームページ上でソウル市中区巡和洞に韓国事務所がある旨を案内している。しかし、電話番号にはカンボジアの国際電話の国番号が記載されていた。
徐議員室の関係者が事務所を訪問したところ、17階にある事務所はシェアオフィスだったため、プリンスグループが実際に営業している状況を知ることはできなかった。また、記載の電話番号も通じなかった。
しかし、プリンス・リアル・エステート・グループはことし5月、韓国で展示会を開催したと宣伝し、8月にもソウルでギャラリーイベントを行ったことが判明したという。また、2022年にはカンボジア韓国商工会議所とも交流していたと議員室は付け加えた。
徐議員は、プリンスグループの不動産系列会社が主に資金洗浄(マネーロンダリング)に利用された疑いがあることから、韓国国内でも同様の行為が行われていないか捜査が要るとの見方を示した。
徐議員は、「カンボジア現地で国民を救助し、送還することも重要だが、国内の犯罪組織とのつながりを突き止める仕事もおろそかにしてはならない」とした上で、「韓国で事業を行っているのであれば、どのような犯罪に関与しているか調査すべきだ」と強調した。
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