「教師になったことを後悔」保護者からの苦情が一番のストレス…OECD調査対象国の中で1位=韓国
「教師になったことを後悔」保護者からの苦情が一番のストレス…OECD調査対象国の中で1位=韓国
韓国の教師たちの最も大きな業務ストレスが‘保護者からの苦情’という調査結果が出た。苦情に対する教師たちのストレス水準は世界的であることが分かった。

経済協力開発機構(OECD)が主管する‘教員および教職環境国際比較調査(Teaching and Learning International Survey·TALIS)2024’の結果によると、教師たちは主なストレスの原因として‘保護者からの苦情対応’(56.9%)を最も多く挙げた。

続いて、過度な行政業務(46.9%)、教室での秩序維持(48.8%)、教育部や教育庁などの外部行政機関の要求対応(42.7%)、生徒からの脅迫または暴言(31.2%)などもストレスの原因に挙げられた。

保護者からの苦情をストレスの主な原因として回答した割合は、調査対象国のうちポルトガル(60.6%)の次に高かった。

生徒からの暴言がストレスの原因になると回答した割合もOECD平均より高く、調査対象国の中で4番目に高い割合を示した。

教師になったことを後悔する教師の割合は21%だった。これは調査対象国の中で最も高い数値だ。

教職は短所より長所の多い職業と考える教師たちも76.9%でOECD平均(73.9%)より高かった。

教職が社会的に認められていると認識する教師の割合は35.2%でOECD平均(21.7%)より高かったが、2018年のTALIS調査と比較して32%下落した。

今回の調査で、韓国の教師たちは11.9%が業務ストレスで精神健康に否定的な影響を受けると答え、OECD平均(10.0%)より1.9%ポイント高かった。

身体の健康に否定的な影響を経験した教師の割合も10.5%で、OECD平均(7.9%)より2.6%ポイント高かった。

ただし、業務ストレスを‘非常に多く受ける’と答えた人たちの比率は15.9%でOECD平均19.3%より低かった。

2008年に始まったTALISはOECDが主導して5~6年周期で行われる調査で、今回発表したTALIS 2024中学校対象調査には54か国(OECD加盟国32か国、非会員国22か国)の中学校教師12万人、校長1万1000人が参加した。韓国は中学校教師3477人、校長173人が調査に応じた。

一方、教師たちの勤務時間は1週間平均43.1時間で、このうち授業時間は18.7時間とOECD平均(勤務時間41.0時間、授業時間22.7時間)と比べると、勤務時間は長い一方で、授業時間は相対的に短かった。
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