2日、連休を前にイーデイリーが出会った若者たちは、さまざまな理由で名節の親戚との集まりを心配していた。最も大きな問題として挙げられたのは、経済的な状況について尋ねられることだった。ソウル・城北区に住む会社員のチョンさん(31)は、「試験勉強を長く続けていたが諦めて、最近ようやく就職した。でも職場があまり気に入っておらず、胸を張れない」とし、「勉強していたせいで毎年名節に行けなかったが、結局試験にも落ちて、親戚と会ってもお小言こそないにしても、表情や沈黙が怖い」と語った。彼は今回の秋夕(チュソク)連休には故郷の釜山には戻らず、資格試験の勉強と下半期の転職準備のために面接や試験対策をするつもりだという。
配達ライダーとして働くパクさん(29)は、小さな飲食店を経営していたがうまくいかず、3年前から配達の仕事を始めた。彼は「2年前の秋夕に本家に行ったとき、伯父から『配達なんかじゃなく、ちゃんとした職業に就かないと』と言われた」と語った。今回は余計なお小言を聞きたくないため、帰省しない予定だという。
恋愛や結婚についての話題も定番だ。京畿・華城市に住む会社員のキム・スビンさん(26)は、「『付き合っている人いるの?』という質問が一番嫌い。いると言えば話が長くなるし、いなければ『紹介してあげようか』という話になる」とし、「プライバシーなのに、なぜそんなに関心を持つのか分からない」と話した。ソウル・江東区に住む会社員のチョンさん(28)は、「周りがどんどん結婚していくから、『あなたはいつ?』と言われる」と語り、「4年間付き合っている彼氏がいるが、あえて話さず隠している」と明かした。
このような話題以外にも、最近の若者を困らせるテーマがある。それは政治の話だ。会社員のパク・ウォニさん(25)は、「親戚たちの政治的立場が違って、それぞれが自分の意見ばかり言うので、会うたびに気まずくなる」と吐露した。江原道・春川に住む就職準備生のチョン・ジュミさん(26)は、「久しぶりに会ったら近況を話したいのに、親戚が集まると政治の話ばかりになる」とし、「就職活動で忙しくて政治にはあまり関心がないのに、親戚の政治トークを延々と聞かされるのが辛い」と語った。
些細な話すら気軽にできないという声もある。ソウル・江南区に住むイ・ユンジさん(25)は、「親戚同士で集まると、趣味の話すら自由に話せない」とし、「ミュージカルが好きで同じ作品を何度も観ると言ったら、『お金を貯めなきゃダメじゃない』とお小言を言われた」と話した。彼女は「『まだミュージカル観てるの?』という質問には、ただ笑いながら『忙しくて』と答えている」と語った。
一方、就職プラットフォーム「キャッチ」がZ世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)の求職者1925人を対象に実施したアンケートによると、名節で聞きたくない言葉の1位は「就職はいつするの?」(38%)だった。続いて、「ちょっと太ったね」(16%)、「〇〇はもう就職したってよ」(14%)、「卒業はいつ?」(9%)、「その専攻って就職に有利なの?」(8%)、「もっと条件を下げたらどう?」(8%)、「公務員試験、受けてみたら?」(5%)などが挙げられた。
反対に、求職者が最も聞きたい言葉は「就職活動、大変だよね」(22%)だった。続いて、「君の選択を尊重するよ」(16%)、「連休はゆっくり休んで」(15%)、「余裕を持って、ゆっくり準備して」(12%)などが続いた。
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