駐韓中国大使館「反中デモは不純な意図」…韓国側に「身辺の安全」を要請

駐韓中国大使館は、3日に予告されている反中デモについて「不純な意図だ」と指摘し、韓国側に2日「在韓中国人の安全を保障せよ」と要請した。

中国大使館はこの日の午後、ウェブサイトに掲載した“韓国の少数勢力による反中デモに関する、駐韓中国大使館報道官の厳正な立場表明”という文章を通じて「残念ながら韓国の政治家が虚偽の情報を拡散し、一部の極右団体が中国観光客の集まるソウルのミョンドン（明洞）やデリムドン（大林洞）などで反中デモをしばしば行なっていることに注目した」とし「中韓双方はこれを明確に反対している」と明らかにした。

つづけて「韓国の一部の極右勢力は、3日にソウルの都心で反中デモを計画している」とし「中国国民が国慶節や中秋節を過ごし、韓国民が開天節や中秋節を過ごす喜ばしい時期を選んでこうした行為を行なうことは不純な意図であり、決して民心を得ることはできない」と指摘した。

また、韓国に滞在中であったり訪問予定の中国観光客に「高い警戒心を持って身辺の安全に留意してほしい」と要請する一方「韓国側が、在韓中国国民たちの身辺の安全や合法的な権益を徹底して保障することを厳正に要請する」と求めた。