首席秘書官・補佐官会議で発言する李大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官・補佐官会議で発言する李大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は2日の首席秘書官・補佐官会議で、保守系市民団体などがソウル都心で反中デモを行っていることについて、「国益と国のイメージを損なう百害あって一利なしの行為」と断じたうえで、これら行為を決して放置しないと表明した。

 そのうえで、外国人観光客の安全を脅かす扇動行為を徹底的に取り締まるとともに、差別的なヘイトスピーチ(憎悪表現)を撲滅するための対策を講じるよう関係官庁に指示した。

 付近に在韓中国大使館があるソウルの繁華街・明洞などでは当局の取り締まりにもかかわらず中国を非難する集会が続けられている。

 韓国では先月29日から3人以上の中国人団体観光客のビザ(査証)免除が始まったが、これに先立ち在韓中国大使館は訪韓する自国民にデモに注意するよう呼び掛けた。


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