魏氏は「3要素に優先順位や前後関係があるわけではない」として、「この原則を中心にした包括的なアプローチ方法で朝鮮半島問題を解決する目標を明らかにしたもの」と説明した。北朝鮮との交流・協力と関係正常化、非核化を総合的に進め、三つの分野で成果を出せるよう調整しながら管理する考えとみられる。
一部で韓国政府が北朝鮮との関係正常化に没頭する場合、「二つの国家論」を認める方向に向かう懸念があると指摘されることに関しては、「関係正常化は極端に対立している南北関係を信頼関係に変えるということだ」として、「交流・協力を関係正常化につなげ、これを通じて非核化プロセスを推進することができる」とし、3要素を総合的に進展させたい考えを改めて示した。また、「政府は二つの国家論を支持せず、認めていない」とし、「南北関係は統一が実現するまで『暫定的な特殊関係』という立場」と述べた。
ただ、南北関係を改善する具体策に関しては、「現在のところ北が韓国との対話に非常に否定的であり、短期的な変化を期待することは現実的ではない」との認識を示した。
米国と北朝鮮の対話についても、「私が知っている範囲内では現在、米朝の間でこれといった議論は行われていない」と明らかにした。そのうえで、「北の反応をみれば、韓国よりは米国に対し敵対的ではない印象を与えているため、(米朝対話の進展のため)努力を続ける」と強調した。
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