会談に臨む韓国の安圭伯国防部長官(左)とサウジアラビアのアブドラ・ビン・バンダル国家警備相(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
会談に臨む韓国の安圭伯国防部長官(左)とサウジアラビアのアブドラ・ビン・バンダル国家警備相(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は21日(現地時間)、サウジアラビアの首都リヤドでアブドラ・ビン・バンダル国家警備相と会談し、国防や防衛産業協力について議論した。国防部が22日、発表した。

 7月に就任した安氏は中東の最初の訪問国としてサウジアラビアを訪れた。

 安氏は会談で、「国防と防衛産業分野で協力が強化されていることを高く評価する」と表明。アブドラ・ビン・バンダル氏は「両国関係が一層発展していくことを期待している」と述べた。

 安氏は韓国防衛産業の強みについて説明し、両国の互恵的な防衛産業協力を積極的に拡大していくことを提案した。

 両氏は近いうちに再び会談を行い、人的交流や軍事教育など国防と防衛産業事業を点検し、主な安全保障課題について緊密に意思疎通することで一致した。

 サウジアラビアは王族やイスラム教の聖地、油田地帯などの警備のため、国防省とは別の組織として国家警備隊を置いている。国家警備隊の兵力は約13万人で、サウジアラビア兵力全体の約5割を占める。

 サウジアラビアは「サウジ・ビジョン2030」の一環として、輸入に依存してきた防衛産業の約5割以上を現地化する政策を進めている。また、国家警備隊の地上装備を近代化する事業も推進している。ハンファ・エアロスペースなど韓国の防衛企業はサウジアラビアの戦力増強事業を輸出拡大の機会として捉え、事業への参画を目指している。


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