現代自動車グループの鄭義宣会長(オートモーティブ・ニュースより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
現代自動車グループの鄭義宣会長(オートモーティブ・ニュースより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループなどが米南部に建設中の工場で米移民当局に拘束された韓国人労働者らが釈放され、帰国の途に就いたことについて、同グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は「安全に家に帰っているという知らせを聞いて安心した」と述べたと、米自動車専門誌のオートモーティブ・ニュースが12日(日本時間)に報じた。11日(現地時間)にデトロイトで開かれた行事で述べた。

 同誌によると、鄭氏は「この事件について本当に心配した」と表明。「韓国政府と米国政府は緊密に協力している」として、「より良い(ビザ)制度をつくることを望む」と語った。

 米移民・税関捜査局(ICE)や米国土安全保障調査部(HSI)などは4日、ジョージア州サバンナにある現代自動車グループとLGエナジーソリューションの合弁会社の工場建設現場で韓国人約300人や日本人3人を含む475人を不法滞在などの疑いで拘束していた。

 現代自動車のホセ・ムニョス最高経営責任者(CEO)は今回の事件により、少なくとも2~3カ月、工場建設が遅れると予想した。

 ただ、鄭氏は「米国は現代自動車グループにとって最も大きく、重要な市場」として、今後も米市場に「より多くの貢献をする」との方針を示した。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40