握手を交わす韓国の禹元植・国会議長(左)と中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(国会議長室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
握手を交わす韓国の禹元植・国会議長(左)と中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(国会議長室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は3日、中国・北京で中国共産党序列3位の趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談した。

 禹氏は3日に開かれた抗日戦争勝利80年記念行事に出席するため訪中した。軍事パレードの前には北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)とあいさつし、握手を交わした。

 国会議長室によると、禹氏は「厳しい環境の中でも行事に出席したのは韓中関係を発展させたいという意志の表れ」として、「両国が共通の歴史的経験を基盤に深い友好と連帯を続けながら、地域と世界の平和実現のためにも共に努力することを望む」と述べた。

 また、李在明(イ・ジェミョン)政権が6月に発足したことに言及し、「韓中の戦略的協力パートナー関係の成熟した発展を継続していくことを望む」とし、「両国は北東アジアの平和と安定のため協力しなければならない重要なパートナーであり、国会でも積極的に後押しする」と強調した。

 禹氏は「習主席の訪韓は韓中関係をより高い段階に発展させる重要な転機になる」と述べ、10月末に韓国南東部・慶州で始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への習近平国家主席の出席を改めて要請。「全人代からの積極的な支援を願いたい」と述べた。

 一方、中国が黄海上の韓国との暫定措置水域に構造物を設置したことを取り上げ、「この問題が両国関係発展の障害にならないよう、慎重に対応することを願う」と述べた。


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