北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、金正恩氏とプーチン氏が北京・釣魚台国賓館で前日開かれた会談で「(両国の)前向きな協力計画について詳しく討議した」とし、「両国関係を引き続き高い水準に導いていく確固不動の意志を改めて確認した」と報じた。
会談は約2時間半にわたり行われ、金氏とプーチン氏は主な国際・地域問題についても虚心坦懐(たんかい)に意見交換した。
プーチン氏は両国の関係が「特殊な信頼関係、友好関係、同盟関係」だとし、ロシア西部クルスク州の奪還作戦に参加した北朝鮮軍の勇敢さとカリスマ性を高く評価するとともに「全ての北朝鮮人民に送る最も熱いあいさつを伝えてもらいたい」と述べた。
金氏は「これからも国家主権と領土保全、安全利益を守護するためのロシア政府と軍隊、人民の闘争を全面的に支持する」とし、「それを兄弟の義務と見なし、変わりなく忠実に朝ロ(ロ朝)間の条約を履行していく」と強調した。
これに関連し、両国が同州再建への支援に向けた兵力派遣などを議論したとみられる。ロシアは同州の地雷除去のための工兵1000人とインフラの再建にあたる作業員5000人が北朝鮮から派遣される計画だと明らかにしている。
プーチン氏は会談で金氏を改めてロシアに招待したが、北朝鮮メディアはこれを報じなかった。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40