サムスン電子は、今年は液晶テレビ、プラズマテレビなど、デジタルテレビ部門で世界トップの座に就き、来年はデジタルテレビだけで売り上げ100億ドルを達成する目標を掲げた。
 サムスン電子の崔志成(チェ・ジソン)デジタルメディア総括社長が、米ラスベガスで開催される世界最大の家電・コンピューター機器展「2006インターナショナルCES」の開幕に先立ち4日に行った記者懇談会で明らかにしたもの。

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 崔社長は、カラーテレビの販売台数1位を記録した2002年から、売上高1位となった昨年までは量的成長期だったと振り返り、今年は質的成長に転換し、デジタルテレビを中心に世界の超一流デジタルメディア企業として位置づけを固めたいと方針を述べた。

 サムスン電子は今年の見通しとして、デジタルテレビ全分野でシェア1位、前年比40%増の88億ドルの売上を達成するとしている。またテレビ製品の全販売数のうち、液晶テレビとプラズマテレビ、プロジェクションテレビの3大戦略製品が占める割合を、昨年の58%から今年は75%に引き上げ、液晶テレビとプラズマテレビは昨年の47%から今年は62%まで引き上げる計画だ。

 サムスン電子はまた、今回のCES展で発表するブルーレイディスク・プレーヤーを世界で初めて市販し、米映画会社などコンテンツ企業との戦略的協力を強化することで、次世代レコーディングメディア市場も先導していきたい構えだ。合わせて、最近サービスを開始したDMB(モバイルマルチメディア放送)機能を加えた多様なデジタル機器の発表を続けていくことで、DMB事業を「1人1メディア時代」の新成長動力に育成していく。

 このほかDVDレコーダー、ホームシアター、携帯音楽プレーヤー、ビデオカメラなども革新的な製品の開発を続け、コンテンツ企業との協力を拡大することで、市場のリーダーシップを確保していくとしている。


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