3日韓国法曹界によると、ソウル西部地方裁判所は先月21日、特殊暴行・暴行の容疑を持たれている30代のA容疑者に懲役10か月を宣告した。
A容疑者はことし4月1日、中国国籍の観光客である20代の女性BさんとCさんを暴行した容疑を持たれている。
被害者らがバスの中で中国語でにぎやかに会話をしている様子を目撃したA容疑者は、被害者らとともに下車し、約70メートル後を追った後、被害者らの腰を足で蹴った。
A容疑者は中国語で被害者らの母親を性的に侮辱する意味の暴言も吐いた。
A容疑者は同月6日、ソウル・マポ(麻浦)区の食堂で台湾国籍の観光客である30代の男性Dさんと、20代の女性Eさんを暴行した容疑も持たれている。
当時、食堂で食事をしていたA容疑者は被害者らが中国語で会話をしているのを見て、中国語で習近平国家主席に言及したり、中国人を侮辱する発言などをし、被害者らに言いがかりをつけた。
被害者らが食堂を出ると、テーブルにあった酒の瓶を持って後を追い、頭に振り下ろした。A容疑者はこれを止めようとした食堂の従業員にも暴行したと伝えられた。
裁判部は、「普段から中国人に対する敵対感を持っていたことから、実際に中国人を狙った嫌悪犯罪とみられる」とし、「厳罰が必要な点、被害者らは訳もわからずに被告人から暴行され被告人の厳罰を嘆願している点などは、被告人に不利な情状」と判示した。
そして、「ただ、罪を深く反省している点と、この事件が一部のメディアに報道されると自首した点などを酌量した」と量刑の理由を説明した。
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