国情院は金正恩氏が1日に専用列車で平壌を出発し、2日未明に国境を通過。同日午後遅く北京に到着すると予測した。同氏の訪中には崔善姫(チェ・ソンヒ)外相や金成男(キム・ソンナム)党国際部長、玄松月(ヒョン・ソンウォル)党副部長らが同行しており、妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏や妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が同行している可能性があるとの見方を示した。
金正恩氏の訪中に合わせ、中朝・ロ朝首脳会談が開かれる可能性は極めて高いが、中ロ朝3者会談は国際社会に与える軍事・安全保障的な影響があるため、開催の可能性は高くないと分析した。
金正恩氏の訪中の意図については、「中朝関係回復を通じ対外的な動きの幅を拡大するとともに中国の経済的な支援をけん引し、体制の活路を模索するため」と報告した。
また、北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアに新たに6000人を派遣する計画で、戦闘工兵1000人がロシアに到着したと明らかにした。派兵は3回目で、すでに派遣している兵士は後方で予備戦力として駐屯しており、現地指導部を交代する可能性があると報告した。
北朝鮮が1回目と2回目の派兵で公開した戦死者数は約350人。国情院が4月の情報委員会で報告した戦死者は600人だったが、同院が友好国と総合的に検討した結果、現在は約2000人と推算しているという。
また、北朝鮮が10月10日の党創建80年と来年初めごろが有力視される第9回党大会の本格的な準備を進めており、10月10日に1万人以上を動員する大規模な閲兵式(軍事パレード)を練習しているほか、約10万人が参加する大規模な集団体操(マスゲーム)も5年ぶりに実施するとの見通しを示した。
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