最高科学者選定委員会は、11日に開かれる全体会議で、論文ねつ造問題と関連しソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授から最高科学者の地位をはく奪することについて協議する。
 科学技術部によると、会議は9日に予定されているソウル大学調査委員会の最終結果が決定的な影響を与えることが予想されれるが、すでに2005年にサイエンス誌に発表した論文がねつ造である事実が明らかになっていることから、最高科学者の地位はく奪は避けられない見通し。

 最高科学者選定委員会は10人で構成され、黄教授も選定委員に名を連ねているが、今回の会議に黄教授は出席しないとみられる。黄教授が最高科学者の地位をはく奪された場合、年間30億ウォンに達する研究費など、これまで与えられてきた各種の優遇と支援は受けられなくなる。

 黄教授は昨年6月末に初めて開かれた最高科学者選定委員会で、初の最高科学者に選定された。科学技術部は今後も最高科学者支援事業を推進し、新たに最高科学者を選定する方針だ。


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