通話しながら交番に来た女性、メモに「助けて」…詐欺の「受け子」を検挙=韓国
通話しながら交番に来た女性、メモに「助けて」…詐欺の「受け子」を検挙=韓国
ボイスフィッシングの「受け子」が被害者と警察の筆談の機知により検挙された。

1日ユーチューブチャンネル「大韓民国警察庁」には、「要求事項?お金。警察に見せた衝撃的なメモ」というタイトルの動画が掲載された。

動画には7月4日にソウルのある交番を訪れた女性Aさんの通報によりボイスフィッシングの受け子を現行犯で逮捕する過程が記録されている。

公開された動画を見ると、Aさんは1枚のメモの持って交番に入って来た。メモには「ボイスフィッシング、助けて」という文句が書かれていた。

Aさんは金融監督院を名乗るボイスフィッシング組織と通話中で、通話するふりをしながら警察に筆談で助けを求めた。

ボイスフィッシング犯はAさんに960万ウォン(約100万円)を引き出して特定の場所に持って来ることを指示した。しかしAさんは相手の不自然な口調と現金を手渡すという要求に疑いを抱き交番を訪れたと伝えられた。

警察官はすぐに紙に「要求事項?」と書いて聞き、Aさんは「お金」と書いて答えるなど、筆談を続けた。

状況を把握した警察は私服に着替えた後、Aさんとともに接触場所に向かった。Aさんが準備した偽物の現金袋を受け子に手渡し、受け子がこれを持ってその場を離れようとする瞬間、警察が急襲し現場で逮捕した。

検挙された受け子は20代の外国人留学生で、高額アルバイトの募集を見て犯行に加担したと調査された。この外国人は調査の過程で犯行を認め、後悔の涙を流したと伝えられた。

一方、警察は受け子を通信詐欺被害還給法違反の容疑で検察に引き渡した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 85