外交消息筋によると、現地の民間団体などでつくる実行委員会は今年の追悼式を13日に開くことを提案した。外務省を通じ、韓国外交部にも伝えたようだ。外交部の関係者は「追悼式の日程発表は日本側が行う」と述べた。
問題は追悼の辞などをめぐる隔たりが埋まっていないことだ。昨年のように韓国側が参加しない可能性を排除できないとの見方もある。ある消息筋は「意見の違いのため、韓国は日本側が開く追悼式に参加せず、別の行事を開催するかどうかなどを議論していると承知している」と明らかにした。
追悼式は佐渡島の金山が昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録される際、韓国が朝鮮半島出身者の強制労働を含む全体の歴史を反映するよう求め、日本側が毎年開くと約束していた。だが、日本側は反省や謝罪が見られない追悼式を準備し、追悼式の名称などをめぐっても韓国側と大きな意見の違いをみせた。
昨年11月24日に佐渡市で開催された追悼式に韓国側の遺族と政府関係者は参加せず、同25日に同市にある朝鮮半島出身者の宿舎の跡地で独自の追悼式を開いた。
日本は世界遺産に登録される際、追悼式を7~8月ごろに開く構想を示したが、昨年は11月に開催され、今年も当初の構想より多少遅れている。
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