「世界反ファシズム戦争」は第2次世界大戦を意味し、洪氏によると、同行事には26人の国家元首や首脳が招かれるという。
洪氏は中国と北朝鮮は友好的な隣国とし、金正恩氏の訪中を「熱烈に歓迎する」と述べた。また「苦難と逆境の戦争の時期、中朝両国の人民は互いに支持し、ともに日本の侵略に対抗した」などとし、両国の伝統的な友好関係をしっかり守り、強固に発展させることは中国政府の変わらぬ立場であると強調した。
そのうえで、「中国は交流・協力を引き続き強化し、朝鮮とともに社会主義の建設を推進する用意がある」とし「この道で共に手を握り、前に進みながら地域の平和・安定を促進し、国際的な公平・正義を守る事業で緊密に協力して中朝の伝統的友好の新しい章を開いていく」と述べた。
北朝鮮の朝鮮中央通信も同日、金正恩氏の同行事への参加を報じた。
中国側によると同行事にはロシアのプーチン大統領やベトナム、ラオス、インドネシア、マレーシア、モンゴル、パキスタン、ネパール、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタン、ベラルーシ、イランなどの首脳が出席するという。
韓国からは禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が出席し、米国、英国、フランスなどの高官も出席者リストに名を連ねた。
金正恩氏の訪中はこれまで、南北対話や米朝対話が進められていた2018年に3回、19年に1回あった。いずれも第1次トランプ米政権の時期だった。
昨年国交正常化75年を迎えた中国と北朝鮮は、北朝鮮とロシアの接近に伴い、公式の交流が減り、疎遠になったとの見方が出ていたが、今年初めから再び交流を強化し、6年ぶり5回目の金正恩氏の訪中が実現することになった。
金正恩氏の訪中が実現すれば、初めて多国間交流の場に参加することになる。また北朝鮮、中国、ロシアの首脳が一堂に会するのも初めて。
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