ソラナは10月6日より初の携帯型ゲーム機「プレイ・ソラナ・ジェネレーション1(PSG1)」の正式出荷を開始する。
プレイ・ソラナ(Play Solana)はソラナブロックチェーン基盤のWeb3ゲーム専用デバイスを開発するプロジェクトで、PSG1はオクタコアARMプロセッサ、8GB RAM、WiFiとBluetooth接続、タッチLCDディスプレイなどゲーミングに最適化された仕様を備える。またデバイスには暗号資産を保管できるハードウェアウォレットと指紋認証機能が搭載され、セキュリティと利便性を同時に提供する。
プロジェクト側はPSG1の発売とともに限定版NFTコレクションも発表した。このNFTは2000名の保有者にデバイスの早期アクセス権および様々なエコシステム特典を提供する。
今回の新製品リリースは、ソラナエコシステムが消費者志向のハードウェア市場へ一歩踏み込んだ動きと評価されている。先にソラナラボ(Solana Labs)の子会社ソラナモバイル(Solana Mobile)は2022年、Androidベースのブロックチェーンスマートフォン「Saga」を公開し、本格的にモバイル市場へ進出していた。
Sagaスマートフォンは、シードボルト(Seed Vault)、Solana Mobile Stack、分散型アプリケーション(DApp)ストアなど、ネイティブWeb3機能を提供した。発売当初はコミュニティの反応が分かれたが、2023年の発売後は熱狂的な反響を得て、eBayで5000ドルで取引されることもあった。初期販売価格は599ドルだったが、無料提供されたミームコイン「BONK」のエアドロップが大人気を博したことでプレミアムが付いた。
2024年には後継機となる第2世代スマートフォンが公開され、2025年には15万台の事前注文を記録し、約6750万ドルの売上を見込ませた。昨年8月5日には「シーカー(Seeker)」フォンが50カ国以上に配送され、グローバル市場への進出も本格化した。
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