日・米歴訪の強行軍を終えて…李大統領、3泊6日の行程を終え帰国=韓国
日・米歴訪の強行軍を終えて…李大統領、3泊6日の行程を終え帰国=韓国
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が3泊6日の行程を終えて帰国した。

 李大統領は28日未明、京畿城南のソウル空港に到着した。

 李大統領は23日にソウルを発ち、日本を経て米国ワシントンD.C.とフィラデルフィアで慌ただしい日程を消化した。

 まず訪米に先立ち訪れた日本では、岸田文雄首相と首脳会談を行った。今回の会談は6月にカナダで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議の際の会談から2カ月ぶりとなる。両首脳は未来志向的な日韓関係の構築に意欲を示し、17年ぶりに共同声明を採択した。特に1998年に採択された「金大中・小渕宣言」の継承意思を明記し、関係改善への姿勢を明確にした。

 首脳会談後には親交晩餐を共にし、「シャトル外交」を通じた活発な意思疎通にも共感を形成した。1965年の日韓国交正常化以降、韓国大統領が多国間会議参加を除き二国間外交の初訪問国に日本を選んだのは今回が初めてである。これについては、米国主導の日米韓安保協力を考慮した行動だという見方が出ている。

 1泊2日の日本訪問を終えた李大統領は24日、米国へ向かった。25日(現地時間)にはドナルド・トランプ米大統領と初の首脳会談を開き、米韓同盟を再確認した。両国首脳は造船業を中心とした経済・産業協力の強化や、北朝鮮との対話の必要性について意見を共にした。

 会談直前にはトランプ大統領のSNS投稿で破談の懸念が提起されたが、両首脳は互いに親しげな言葉を交わし、和やかな雰囲気の中で会談を締めくくった。会談直後、李大統領は両国財界人とのビジネス・ラウンドテーブルを開き、経済協力拡大策について議論した。

 翌日にはワシントンD.C.近郊のアーリントン国立墓地を訪れ、参戦勇士たちに献花した。続いてフィラデルフィアに移動し、「MASGA(Make American Shipbuilding Great Again=米国造船業を再び偉大に)」プロジェクトの象徴的な現場であるハンファ・フィリー造船所を視察した。これは関税交渉の梃子となった米韓造船業協力の最前線で意義ある歩みを続けたものだ。

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