中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”は27日、“韓国、安米経中を調整しようとするなら、核心的な問題から解決すべき”というタイトルの社説で「中堅強国である韓国は『激変する国際秩序の中で、いかに戦略的自立性を維持・拡大できるか』に対する根本的質問から目を背けている」と指摘した。
グローバルタイムズは「『選択の余地がない』という表現が、韓国の外交政策の新たな正当化の手段として登場する瞬間、これはすなわち韓国の国益を米国のグローバル戦略の下に従属させる結果を生む」と批判した。
つづけて「経済的利益が犠牲となれば国家安保もぐらつくしかなく、これこそ韓国の政治指導者たちと財界リーダーたちが計算すべき真の問題だ」と強調した。
ドナルド・トランプ米大統領との首脳会談を機にイ大統領は去る25日(現地時間)、米シンクタンク“戦略国際問題研究所(CSIS)”による招待講演で、“韓国は米国に安保依存し、経済的実益は他から得ているというのは疑問だ”という質問に対し、安米経中を言及し「韓国はかつてのように、そのような態度をとることはできない状況になった」と答えた。
つづけて「この数年間、自由陣営と中国を中心とした陣営間の供給網再編が本格的に始まり、米国の政策が明確に中国をけん制する方向へと進んでいる」とし「いまや韓国も、米国の基本的な政策から外れた行動をとったり判断することができない状態だ」と説明した。
このことについてグローバルタイムズは「韓国が中国と距離をとる方向へと(政策を)転換するなら、韓国の経済と国民の生活は深刻な打撃を受けることになり、最も根本的な利益が損(そこ)なわれるだろう」と強調した。
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