出生数の増加率は6月、4~6月期、上半期(1~6月)のすべてで過去最高を記録し、上半期の出生数は12万人を超えた。
出生数は増加傾向にあるものの、月間では依然として2万人を下回っており、人口は自然減となっている。
統計庁の担当者は「昨年の1~3月期から続いている婚姻件数の増加、30代女性の人口増加、出産に対する認識の肯定的な変化などが複合的に影響した」と説明した。
1万9953人を記録した今年6月の出生数は6月としては2021年に記録した2万1504人以来の高水準で、1709人を記録した増加幅も1906人増となった2010年以来の上げ幅となった。9.4%の増加率は1981年の統計開始以来、同月で最も高かった。
今年上半期の累計出生数は12万6001人で、前年同期比8721人(7.4%)増えた。増加率は上半期で過去最高を記録した。
1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は6月に0.76となり、前年の同じ月より0.06ポイント増加した。4~6月期は0.76で0.05ポイント増えた。
この傾向が続けば、今年の出生数は2年連続で前年超えとなる見通しだ。
婚姻件数も昨年4月から15カ月連続で増加している。6月の婚姻件数は前年同月比1539件(9.1%)増えた1万8487件だった。
増加幅は6月としては2015年(1948件)以来、増加率は2010年(9.7%)以来の高水準となった。
4~6月期の婚姻件数は5万9169件で、前年同期比3263件(5.8%)増えた。
上半期の婚姻数は11万7873件で、2019年(12万87件)以来の高水準となった。
統計庁の担当者は「30代前半の人口増加と結婚に対する認識の変化、政策的効果が婚姻件数の増加につながっている」と話した。
一方、4~6月期の離婚件数は前年同期比1341件(5.9%)少ない2万1489件だった。
4~6月期の死亡数は8万4565人で、前年同期比609人(0.7%)増加した。
死亡数が出生数を上回り4~6月期の人口は2万3586人の自然減、上半期では5万9460人の自然減となった。
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