韓国の市民団体「長生炭鉱犠牲者帰郷推進団」の代表は頭蓋骨について、「25日に続き、きょう午前10時から実施された調査で見つかり、水中から持ってきたもの」とし、「鑑定を行うまでもなく、人のものとみられる」と説明した。
同団体や日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」などは昨年9月に水中調査を開始。これまで進展がなかったが、前日から2日連続で人骨とみられるものが見つかった。
推進団はこの日出した声明で、韓日両国の市民団体の努力により1942年から海底に残されていた遺骨を回収することができたが、今後すべき犠牲者183人の遺骨回収とDNA鑑定、遺族への連絡、遺骨返還は市民団体ができる範囲を超えているため、両国政府が主導しなければならないと指摘。両国が協議体を設置して遺骨を収集し、犠牲者を追悼していかなければならないと主張した。
長生炭鉱の水没事故は陸地から約1キロ離れた海底で起き、遺骨はいまも海底に残されている。これまで政府レベルでの遺骨の収集は行われず、事故の経緯を巡る真相究明も十分にされていない。
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