暗号資産上場指数商品(ETP)が今年3月以降で最大の損失を計上したことが明らかになった。

25日(現地時間)、コインテレグラフは、最近のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の価格下落に伴う投資家の売却圧力により、暗号資産ETPが14億3000万ドル規模の資金流出を記録したと報じた。

報道によると、グローバルな暗号資産ETPは過去2週間で43億ドルの純流入を記録したが、先週はビットコインが8月18日の11万6000ドルから11万2000ドルに下落し、イーサリアムが4250ドル水準から4100ドルを下回る水準まで急落したため、投資家資金が大量に流出した。特にイーサリアム現物ETFでは、19日だけで4億3000万ドルが流出、記録上2番目に大きな純流出を記録した。

コインシェアーズ(CoinShares)の研究責任者ジェームス・バターフィル(James Butterfill)は、今回の14億ドルの流出が2025年3月以降で最大の損失だと伝えた。彼は今回の売り圧力の原因として、米連邦準備制度(Fed)の金融政策に対する投資家の心理の二極化を指摘し、「週の初めに20億ドルが流出した」と説明した。

さらにバターフィルは「ジャクソンホールシンポジウムでジェローム・パウエル(Jerome Powell)FRB議長の発言が予想より緩和的(dovish)に解釈されたため、週後半に5億9400万ドルの資金が流入し、投資心理が一部回復した」と付け加えた。

このような心理の変化はイーサリアム市場でより明確に表れ、週半ばの急反発後、4億4000万ドル規模の資金が流出した。一方、ビットコインETPは10億ドルを超えるはるかに大きな資金が流出した。

月間ベースで見ると、ビットコインは10億ドルの流出、イーサリアムは25億ドルの純流入となり、投資心理の差が明確だ。年初以来、イーサリアムの純流入規模は総運用資産(AUM)の26%を占める一方、ビットコインは11%に過ぎない。
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