キム議員はこの日、韓国のラジオ番組に出演し、チョ委員長の特別赦免(恩赦)に関する司会者からの質問に「赦免の本質は『罪がある』というのが正しい。しかし特別な理由により、国民統合という理由により、特別に(その罪が)赦(ゆる)されたということだ」と語った。
チョ委員長は、娘・息子の不正入学を巡る職権乱用などの罪により昨年12月に大法院(最高裁)で懲役2年の刑が確定し収監されていたが、イ大統領の8・15特別赦免により出所した。
キム議員は「再審で勝訴の判決を受けた人は『勝利者』だといえるだろうが、赦免を受けた人は勝利者ではない」とし「過ちがあったにもかかわらず、国民からもう一度機会が与えられ『国民のために働くように』というメッセージをいただいたので、より低い謙虚な姿勢で国民に献身すると誓うのが基本的な態度であるべきだ」と強調した。
つづけて「しかし最近の一連の(チョ委員長の)動きをみるに、はたして謙虚な姿勢や感謝の気持ちで国民のために働こうという態度なのか、あるいは勝利者の姿勢なのか、われわれにとっては戸惑わざるを得ないような姿にみえる」と懸念した。
また「個人的な考えだが、チョ委員長が本人の政治的野望ではなく『過ちがあるにもかかわらず特別に赦されたということを胸に刻み、謙虚な姿勢で国民のために働く』という気持ちを表すことを願う」と語った。
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