日韓両国首脳「協力強化」で一致
日韓両国首脳「協力強化」で一致
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領と日本の石破茂首相は23日、拡大会談に先立って冒頭発言で両国の協力強化を強調した。

まず発言をした石破茂首相は李在明大統領の訪日を歓迎して、「対面で深く意見を交換する機会を用意してくれて非常に嬉しい」と述べた。また、「平和と安全のために積極的に努力しなければいけない。日韓の安定的な関係の発展は地域の利益にもなる。このような点を大統領と共有することができて嬉しい」と述べた。

石破茂首相は先月29日に訪日した外交部(日本の外務省に相当)のチョ・ヒョン(趙顕)長官について言及し、「私もお会いして日本の外相にも会った。このように緊密な疎通が行われている」と伝えた。続けて、「韓国の大統領が就任後初の二国間訪問で日本を訪れたのは、国交正常化以来60年ぶりのことだと理解している」とし「今回の訪問をきっかけに両国の関係がさらに発展することを期待する」と強調した。

李在明大統領は「石破茂首相が盛大に歓迎してくださって感謝する」と応えた。続けて、「先にも申し上げたように、韓国と日本は庭先を共に使う隣人のようなものだ。協力する分野が多く、あまりにも近いために葛藤が生じることもある」とし「国家の関係も人間のつながりと似ている。葛藤要素もあり、協力する要素と補完的要素もある」と説明した。

また、「難しい問題は解決し、接近しにくい事案は時間をかけて協力しなければならない。そうしてこそ両国の国民がより良い暮らしを期待することができる」とし「通商・安保問題など国際秩序が揺れ動く状況で、価値と秩序、体制理念で似た立場を持つ韓国と日本がいつにも増して協力を強化しなければならないと考える」と述べた。

李在明大統領は日本を重要な協力国家として認識していることを明確にした。李在明大統領は「就任後初めての二国間首脳会談を日本と行ったのも日本をそれだけ重視しているため」と強調した。

また、李在明大統領は石破茂首相の訪韓を要請して、「首相が地域均衡の発展に関心があると理解しているが、訪韓が実現すればソウルではなく地方で会おう」と提案した。
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