国家科学技術諮問会議で発言する李在明大統領=22日、ソウル(聯合ニュース)
国家科学技術諮問会議で発言する李在明大統領=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は22日、大統領室で開かれた国家科学技術諮問会議に出席し、2026年度(1~12月)の科学技術分野の研究開発(R&D)予算を35兆3000億ウォン(約3兆7500億円)規模で編成したと明らかにした。今年度比で19.3%増加し、過去最大規模となる。

 李大統領は「これまでR&D予算でいくつかの問題点により(予算の)増減があったが、正常な増加ペースに戻る」として、「韓国の新しい発展の試金石になるのではないかと期待している」と強調した。科学技術分野のR&D予算は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権で削減された経緯がある。

 李大統領は「歴史的にみれば、科学技術を尊重する国と科学技術が発展する国は繁栄し、科学技術を軽視する国はほとんどが滅びた。現在も変わらない」と指摘。「あらゆる分野で課題があるが、その中でも科学技術分野への投資と関心をどれだけ持つかで国の未来が決まる」と明言した。

 また、「韓国は特別に持っているものはないが、解放された植民地の中では世界で唯一、産業化と民主化に同時に成功した」として、「国も勉強し、学習しなければならない。その核心の一つがR&D」と強調した。


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