一方、北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)労働党副部長は、イ大統領の対北拡声器撤去などについて「南北関係改善のため、恩を売ろうと必死だ」と反発した。
韓国大統領室は「北朝鮮の当局者が、われわれの真摯なる努力を取り違えて表現しているのは遺憾だ」とし「政府は敵対と対決の時代を超え、朝鮮半島の平和共存と共同成長の新たな時代を切り開いていく」と伝えた。
これは、イ大統領とドナルド・トランプ米大統領の対面を控える中「南北対話再開への意志」を強調したもので、北朝鮮への直接的な言及は控え「戦略的な慎重さ」を維持しているものとみられる。
一方、北朝鮮のキム副部長はこの日、イ大統領の朝鮮半島平和構想を正面から批判した。
北朝鮮の国営“朝鮮中央通信”によると、イ大統領が南北関係について「小さい実践が条約のように積み重なれば、相互間の信頼は回復するだろう」と発言したことについて、キム副部長は「その構想は、その一言一言が妄想であり、ばかげた夢だ」と皮肉った。
つづけて「韓国は、わが国の外交相手にはなれない」と敵対姿勢を露わにした。
また「保守であろうと民主であろうと、わが共和国に対する韓国の対決野望は全く変わらず引き継がれてきた」とし「イ・ジェミョンは、このような歴史の流れを変える偉人ではない」として、イ大統領への失望感を示した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96

