行方不明になっていた消防隊員(家族提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
行方不明になっていた消防隊員(家族提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【始興聯合ニュース】韓国ソウルの繁華街・梨泰院で159人が死亡した雑踏事故(2022年10月)に出動しうつ病を患った消防隊員が、行方不明になってから10日後に遺体で見つかったことが、20日分かった。

 警察によるとこの日午後0時半ごろ、ソウル近郊・京畿道始興市の首都圏第1循環高速道路の橋脚の下で亡くなっているのを警察官が発見した。遺体は腐敗が進んだ状態だったという。

 他殺の疑いがあるかどうかは明らかになっていない。

 警察は死亡の詳しい経緯を調べる方針だ。

 消防隊員は梨泰院雑踏事故の現場に出動した後にうつ病と診断され、治療を受けていたが、10日未明に仁川市内で高速の料金所を出たのを最後に行方が分からなくなっていた。

  行方不明になる前、「済まない」と書かれた家族や知人宛てのメモを残していたという。


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