12日にソウル中央地裁で行われた逮捕状審査に出席した金建希氏(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
12日にソウル中央地裁で行われた逮捕状審査に出席した金建希氏(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは19日、逮捕後3回目となる金氏の取り調べを20日から21日午後2時に変更したと発表した。

 金氏が逮捕後に取り調べを受けるのは14日、18日に続き3回目。

 3回目の取り調べは当初20日に予定されていたが、金氏が健康悪化により出頭して取り調べを受けるのが難しいとする自筆の要望書を提出し、変更された。

 特別検察官側は3回目の取り調べで、金氏が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いについて質問する計画だ。

 金氏は2022年の大統領選で政治ブローカーのミョン・テギュン氏が世論調査を無償で引き受けた見返りとして、尹氏とともに同年の国会議員補欠選で当時与党だった「国民の力」の金映宣(キム・ヨンソン)前議員が党公認候補に選ばれるよう影響力を行使した疑いも受けている。

 また09~12年に行われた輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いなどもかけられている。

 一方、特別検察官側が請求したチョン・ソンベ氏の逮捕状の発付の是非を判断する審査は21日午前に行われる。


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