韓国北西部の江華島で試料を採取する韓国原子力安全技術院の関係者(原子力安全委員会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国北西部の江華島で試料を採取する韓国原子力安全技術院の関係者(原子力安全委員会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は19日、北朝鮮南西部の黄海北道・平山にあるウラン精製工場の排水による黄海の汚染が懸念されている問題について、8月の調査でも異常がないことを確認したと発表した。

 韓国の統一部と原子力安全委員会、海洋水産部、環境部、仁川市は今月初め、黄海北道を流れる礼成江の河口に近い北西部の江華島、漢江と臨津江の河口など7カ所で試料を採取し、分析した。

 その結果、ウランとカドミウム、ヒ素、水銀、鉛、六価クロムの重金属5種は先月の初調査と同様に検出されなかったか基準値未満だったことが確認された。

 先月の調査に含まれた放射性セシウムは、自然にはほとんど存在しないことから今回は除外された。

 北朝鮮専門メディアのデイリーNKは6月、専門家の主張として放射性物質に汚染されたウラン工場の排水が黄海に流れ込んだと報じ、国民の間で懸念が高まっていた。

 これに対し、政府は合同特別実態調査を行い、7月18日に「異常なし」との結果を発表した。ただ、ウラン工場からの排水放流の有無は確認されていない。

 政府は当分の間、主要地点で月例のモニタリングを続ける予定だ。


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