老朽化進む公共施設の建物、拡大するIoTセンサーの異常検知システム=韓国
老朽化進む公共施設の建物、拡大するIoTセンサーの異常検知システム=韓国
韓国建設産業研究院によると、築30年以上の公共機関の建物の割合は9万3683棟で43.3%に達する予測だ。

これを受け、建物の主要な設備にIoTセンサーを設置し異常をモニタリングするスマート建物管理ソリューションが対応策として注目されている。

ソウル市ヨンサン(龍山)区庁は老朽化した住民センター13か所に、セキュリティ会社エスワンのスマート建物管理ソリューションを設置した。火災や漏水、停電といった事態に即時対応できる。7~12月期には、同設備の設置を約40か所の高齢者施設へと拡大する方針だ。

エスワンのセンサー「ブルースキャン」は、事故をいち早く検知し即時対応できるようにする点を長所する。現場に管理人がいくても管制側で無事を確認できるほか、全国に分散した公共施設の建物を遠隔で管理できる。

その仕組みは、IoTセンサーが各施設に設置された設備のデータを収集し管制センターへと転送。管制センターは、これらをまとめて全体の状況を管理する。アプリを通じ、リアルタイムで複数施設における設備の状態を確認することが可能だ。

エスワンの関係者は「老朽化した公共施設の建物が増え、安全管理の重要性がいっそう増している」と述べている。
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