追悼式であいさつする禹元植国会議長=18日、ソウル(聯合ニュース)
追悼式であいさつする禹元植国会議長=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領の死去から16年を迎えた18日、国立墓地の国立ソウル顕忠院で追悼式が執り行われた。式には禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長、与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表と金炳基(キム・ビョンギ)院内代表、最大野党「国民の力」の宋彦錫(ソン・オンソク)非常対策委員長兼院内代表をはじめ、与野党・政府関係者が多数出席した。

 追悼委員長を務める禹議長は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言と尹氏の弾劾・罷免という波乱の中で韓国を救ったのは歴史と国民だったとした上で、全ての政治は歴史と国民の前で限りなく謙虚でなければならないと述べた。

 また、金大中大統領と小渕恵三首相(当時)による1998年の「韓日パートナーシップ宣言」が韓日関係を葛藤と対立から未来志向のパートナーシップへと転換させたとし、「朝鮮半島と東アジアの統合、繁栄のために日本の政治家の前向きな姿勢を促す」と論じた。

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は、姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長が代読した追悼の辞で「金大中元大統領が育て上げた数々の『行動する良心』を信じ、揺るぎなく『国民が主人の国』『共に豊かに暮らす国』『平和が川のように流れる国』に向かって進む」と強調した。

 出席者らは追悼式の後、金元大統領の墓地に移動して献花・焼香した。


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