8月5日に実施された「乙支演習」の準備報告会=(聯合ニュース)
8月5日に実施された「乙支演習」の準備報告会=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の行政安全部は17日、戦時や災害など非常事態に備えて行う「乙支演習」を18~21日に実施すると発表した。

 乙支演習は年1回、全国で実施している。朝鮮半島有事を想定した定例の韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」と連携して行われる。全国の行政機関や公共機関など計約4000の機関から約58万人が参加する。

 今年の乙支演習はドローンや全地球測位システム(GPS)、サイバー攻撃、先端科学技術など用いた新兵器など新たな安全保障の脅威に備えた実戦訓練を強化する。

 国家重要施設の被害を想定した訓練や迅速に戦時状況に転換する訓練、戦時に必要な法令を即時公布する訓練なども実施する。

 北朝鮮に近い地域の住民の移動訓練や黄海5島地域住民の収容・救護訓練、国民生活に必要不可欠なエネルギーの供給訓練なども予定されている。

 20日には空襲を想定し、全国民が参加する「民防衛訓練」も行う。

 大規模な山火事や先ごろの集中豪雨で「特別災難(災害)地域」に指定されている自治体などでは復興を優先するため乙支演習は実施されない。


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