釜山港湾公社によると、トラム書記長は13日に韓国初の完全自動化ターミナルの釜山港新港第7埠頭を視察した。
トラム書記長は港湾インフラと運営システムに格別の関心を寄せていると伝えられた。釜山港の港湾運営を直接することで、今後ベトナムの港湾開発においての協力の可能性を模索するために視察が行われた。
釜山港は韓国とベトナム間の年間コンテナ物流量の約53%を占める約80万TEU(20フィートコンテナ1台分)を処理する両国の海上物流の最も重要な港湾だ。特に過去5年間に両国間の物流量は年平均7.6%ずつ成長しており、現在釜山とベトナムをつなぐ計44の定期航路が就航している。
トラム書記長を含むベトナムの公安部長官ら関係省庁の幹部約60人で構成された代表団は釜山港を直接視察し、釜山港湾公社は現場の運営状況とスマート港湾構築戦略などについて説明を行った。釜山港湾公社によると、トラム書記長は完全自動化ターミナルのシステムと効率性に大きな関心を示しており、今後技術力と運営ノウハウをベトナムに導入したいとの意思を伝達した。
ベトナムとは海運・港湾だけでなく、漁業など他の分野でも協力が必要だ。海洋水産部のチョン・ジェス長官は8日、ベトナムのチョン・ドクタン農業環境部長官と会談し、水産分野の協力について話し合った。ベトナムはノルウェーなどとともに世界の水産物輸出市場の強国として挙げられる。特にベトナムの主要輸出品目であるエビは韓国で多く消費されている。
海洋水産部は韓国が違法・不報告・非規制の漁業に対応するシステムを安定的に定着させた経験をベトナムに紹介し、ベトナムをはじめとするASEAN諸国との協力が必要だと提案した。また、チョン長官はベトナムと養殖分野の協力などにおいて事業が進められていると言及した。
チョン長官は「韓国とベトナムは互いに重要な水産物の交易国家だ」と述べて「今回の会談が両国の協力を強固にする契機になることを願う」と述べた。
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